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仕事が楽になる!事務代行サービスの概要と注目3社【目的別】

仕事が楽になる!事務代行サービスの概要と注目3社【目的別】

会社を運営する上でネックになるのが事務作業です。事務作業は直接的な売り上げには結びつかない上に、膨大な手間がかかります。

小規模な会社や個人事業主では、自社でやるには大変だけど専属の従業員を雇うほどではない、といったパターンもよくあります。また、専属の従業員が居たけど何らかの事情で辞めってしまって困っているという話もよくあります。

そんなときは事務代行サービスを検討して見るといいでしょう。

事務代行業とは

事務代行にはオンラインとオフラインがあります。事務代行は、書類作成や税務処理などの煩雑な作業を代行してくれるサービスです。事務代行が行ってくれる業務範囲はかなり幅広く、依頼する業者によって担当領域や時間、料金体系は様々です。事務代行を依頼することで、本来優先してやらなければいけないコア業務に集中することができます。最近ではオンラインの事務代行が急成長しています。オフラインに比べて料金も割安で、ネットやスマホを使った依頼など様々な使い方ができます。便利になったことが指示されている要因です。事務代行を利用するメリットはたくさんありますが、本業に集中できること、部分的に任せられる、専門的な業務を依頼できる、などが挙げられるでしょう。

事務代行で依頼できること

事務代行で依頼できる業務範囲は多岐に亘ります。書類作成や資料作成、社内の税務処理などの一般的な事務作業はもちろんのこと、営業で発生するバックオフィス業務の代行も依頼することができます。それ以外にも社内では対応できない専門的な業務も依頼することができます。例えば貿易に関する事務作業や、介護保険、健康診断に関わる事務作業などです。これらの内容は専門的な知識が必要であるなど、ある程度の規模の会社でなければ社内で内製化するのが難しい分野です。一つずつ見ていきましょう。

営業の事務代行

営業の事務代行は、営業で発生するバックオフィス業務に対応しています。営業には顧客先に持っていく資料や、顧客データ管理など様々な雑務が必要になります。それら全ての業務を営業が行っていては顧客先への訪問回数の減少や、対応が遅くなるなどの機会損失につながります。受発注業務や、データ入力、見積書作成など手間のかかる作業を代行することで、優先度の高い仕事に注力できます。ルーチンワークだけでなく、企画書作成補助やリサーチ業務など、業務難易度の高い仕事を依頼することもできます。バックオフィス業務だけでなく、営業担当者に代わって店舗を巡回するラウンド業務など、営業に携わるあらゆる業務に対応しています。

経理の事務代行

経理の事務代行は、社内で発生する経理業務を丸ごと業務委託することができます。経理の代行は帳簿の作成や資金繰り表の作成などの経営に関わることや、請求書や納品書の作成などのルーティンワークまで任せることができます。経理は会社にとってなくてはならないものですが、売上に直結しないため人的リソースを割きづらい分野です。また、小規模の会社では人手不足で他の業務と兼業して行っている場合も珍しくありません。それでいて、経理業務には高い専門性が求められます。そういった業務を代行業者に任せることで、自社のリソース不足を補うことができます。また、専門性の高い人材を確保するにはお金がかかりますが、アウトソーシングで必要な部分だけ外注化すれば出費を抑えることにつながり経済的です。

貿易の事務代行

海外との取引時に必要になる、貿易事務も代行することができます。海外との取引には輸出手配や輸入手配、通関手配などの様々な手配や、貿易書類の作成などが必要になります。また、様々な企業とのやり取りが発生するため、とかく煩雑になりがちです。貿易の事務代行ではこれなの業務を任せることができます。貿易の事務代行を使えば、そのときに必要な外国語を話せる人材を揃えることができますし、自分が海外に行っている間に、国内でアシスタント業務を任せることもできます。

介護保険の事務代行

介護保険の事務代行を行っている代行業者も存在します。介護事務は介護サービス施設などで必要になる事務作業です。通常の事務と異なるところは、介護保険に関する知識が必要になる点です。介護サービス施設で支払われる費用には介護保険が関わってくるため、診療報酬明細書を作成するレセプト業務を行います。介護保険の事務代行を依頼する場合はレセプト業務ができる、介護保険の事務代行に慣れた代行業者を利用した方がいいでしょう。

健康診断の事務代行

企業が健康診断を実施するには、予約管理や健診機関との調整による運用負担がかかります。また健診結果を管理して分析、抽出するには膨大な手間がかかります。代行業者であれば、これら健康診断の事務による負担を全て一括で委託することができます。企業規模が大きく、毎年健康診断の手間がかかって大変という会社は、代行業者に依頼することをおすすめします。注意しなければいけないことは、健康診断の事務代行は大型の依頼になるため、専門の代行業者を使う必要があります。

学会の事務局代行

学会を運営する事務局では通常の会計に加えて、会員や会費の管理などが必要になります。会員情報の管理には、移動や退会の連絡などこまめな対応が必要です。会費の管理は毎月発生します。会費の納入確認や、未納者に対しての請求連絡など個別の対応を求められます。こういった作業は効率化が難しく手間がかかります。こういった作業も代行業者に依頼することができます。学会の事務局代行専門の代行業者であれば、学会運営に精通しているので効率的な運営を行うことができます。

事務代行の料金はどれぐらい?

事務代行を依頼する上で、まず最初に気になるのが料金でしょう。事務代行にはインターネット上で全てを完結できるオフラインと、実際に訪問して作業するオンラインがあります。料金も業者や業務内容によって変わります。傾向としてはオンラインの方が割安の料金になります。また、料金体系は大きく分けて「月額制」と「従量課金制」の2種類があります。「月額制」は料金定額で、月の稼働時間が決まっているタイプです。「従量課金制」は書類作成1枚につき150円など、仕事量に応じて金額が変わるタイプです。仕事量にもよりますが、「月額制」の方が割安であることが多いです。下に料金の一例を記載します。参考にしてください。
月額制(20時間)・・・50000円

従量課金 請求書作成50件25000円(基本料金10000円、10件5000円)
     給与計算19人40000円(20人以上の場合、1人につき¥1,500)
     提案資料作成10ページ50000円(1P5000円)

事務代行サービスでの注目会社3社【目的別】

オンラインで利用できる、事務代行サービスでの注目会社3社を紹介します。同じオンラインアシスタントサービスでも料金体系も違えば、得意とする分野も違います。あなたの会社の業務内容や業務量、予算によって使い分けるといいでしょう。それらを踏まえた上でおすすめできるオンラインアシスタントサービスは3社です。予算に余裕がないけど、良い代行業者を依頼したいのなら「フジ子さん」がおすすめです。人事系の事務代行なら「HELP YOU」がいいでしょう。経理系の事務代行で良いところをお探しなら「キャスタービズ」をおすすめします。それぞれメリットデメリットがあるので、目的に応じて使い分けることができます。一つずつ見ていきましょう。

費用を抑えたいなら「フジ子さん」

コストパフォーマンスを考えるなら「フジ子さん」がおすすめです。フジ子さんはフジア株式会社が運営するオンラインアシスタントサービスです。フジ子さんは4.7万円/月(20時間)から利用でき、経理代行業者の中でもTOPレベルの安さです。他にも同程度の価格設定の代行サービスもありますが、業務内容に制限が多く質が低いなどの問題があります。その点フジ子さんは安いだけではなく、サービスの質が高いことにも定評があります。フジ子さんのスタッフは、業務経験が豊富なベテランスタッフばかりなので安心して業務を任せることができます。使用感を試したいという方は、一週間の無料トライアルが利用できます。驚異のリピート率90%以上という数字が、フジ子さんの品質の高さを物語っています。任せられる業務内容は、一般的な経理業務から、秘書、人事、WEBサイト運用など多岐に亘ります。他にも英語ができる人材やイラストレーターなど、様々な顧客の要望に応えられる豊富なスタッフが所属しています。

人事系の事務代行なら「HELP YOU」

「HELP YOU」は、株式会社ニットが運営する業務代行サービスです。HELP YOUは10万円/月(30時間)から利用できます。チーム体制で業務にあたってくれるため、担当者が変わって業務が滞るといったことがありません。やりとりは専属のディレクター1人だけなので複数人に指示する必要がなく、煩わしさがありません。HELP YOUの料金は高めですが、採用率1%とスタッフの質にこだわった運営を行っている辺りからも想像ができるように、品質の高さに定評があります。そのクオリティから、平均継続利用率 97%で以上250社以上の企業に利用されています。人事系の事務代行だけでなく、経理、総務、営業サポートや、ECサイト/WEBメディアの運用、SNS運用のサポートまで多岐に亘ります。またオンラインだけでなく、オフラインで訪問しての業務にも対応しています。サービス対象となる企業は特に制限がなく、スタートアップから中小、大企業まで幅広く対応しています。

経理系の事務代行なら「キャスタービズ」

「キャスタービズ」は、株式会社キャスターが運営するオンラインアシスタントサービスです。キャスタービズは利用期間によってプランを選ぶシステムになっています。6ヶ月契約で10万円/月(30時間)、12ヶ月契約では9万6千円/月(30時間)と料金が変わります。カスタムプランで細かい要望に合わせることもできます。キャスタービズはオンラインアシスタントサービス業界最大手の会社で、キャスタービズ以外にも企業の採用をサポートするサービスや、在宅ワーカー、デザイナー、エンジニアのマッチングなどを行っています。規模が大きい会社だけあり豊富な人材を抱えています。キャスタービズの採用倍率1/100で、採用に厳しい審査基準を設けているため、一流企業出身などの経歴を持つ優秀なスタッフが揃っています。キャスタービズは窓口担当が業務内容や依頼内容をヒアリングし、独自ツールを使い依頼内容に適したスタッフを選出します。選出したスタッフがチーム体制で対応するため、広い業務内容で素早い対応が可能になります。

オフラインでの事務代行

オンラインのアシスタントサービスを紹介しましたが、「顔が見えない人ではなく、直接コミュニケーションを取りながら業務を行いたい」「チャットツールや人を仲介して仕事のやり取りをするのは煩わしい」などの理由で訪問型の事務代行を希望される方もいらっしゃるでしょう。訪問型の事務代行は、通勤範囲内という物理的な問題上、地域に根付いた企業の中から選択することになります。いくつかの事務代行会社を紹介します。

事務代行を名古屋で依頼したい

名古屋で事務代行を探しているなら「エープランナー」という代行業者があります。エープランナーは地元密着型で10年の実績がある会社です。代行できる業務内容は経理全般、人事に関わる事務、営業事務などです。料金体系は、依頼する項目ごとに月額制とやった分だけの従量課金制に分れていて、数量に応じて金額が変わっていくシステムです。代行業だけでなく、起業支援や経営に関わるコンサルティングも行っている会社です。

京都で事務代行を依頼したい

京都で事務代行をお探しの方には、「セカンドオフィス」という代行業者があります。セカンドオフィスは経理代行の専門事務所です。サービス内容もシンプルで、経理、記帳、会計、給与計算などです。料金体系は月額制で、顧客の要望に合わせた柔軟な金額設定になっています。経理は自分でもできますが、手間が掛かります。そういった問題を解決してくれる会社です。税理士・公認会計士と連携しているので、安心して経理処理や税務の問題を任せることができます。

門前仲町で事務代行を依頼したい

門前仲町で事務代行をお探しの方には、「株式会社日本代行」という代行業者があります。株式会社日本代行は、半世紀以上データ処理を運営してきた実績とノウハウのある会社です。株式会社日本代行で代行できる業務はデータ入力、封入封緘、スキャニングの3種類です。データ入力をメイン事業として取り扱っているだけあり、作業の正確さには定評のある会社です。セキュリティー対応がしっかりしているので、保険会社や大学入試課などの個人情報を取り扱う処理にも対応しています。

事務代行の仕事をしたい方

事務代行を依頼したい方だけではなく、事務代行サービスで働きたい方も多いのではないでしょうか。特に主婦の方の場合、「子どもが小さいから外の働きに出られない」「経理の能力を生かしたいけどフルタイムでは働けない」など外に出て働きづらい理由があることが多いです。事務代行は、労働者側にとって柔軟な働き方を実現できる仕事なので、人気があります。しかし、事務代行の募集は多くないのが事実です。事務代行の仕事の探し方を紹介します。

事務代行の募集要項

事務代行の給与は、募集している企業や個人のスキルによって大きく変わりますが、平均すると、時給で1000~1100円、月給で18~27万円ほどになります。給料形態も時給計算のものと月給計算のものに分れます。事務代行で募集される雇用形態は、正社員や契約社員、業務委託契約などです。業務委託契約はタスク型と呼ばれ、仕事をした時間ごとに給料が発生します。事務代行の仕事で求められる必須スキルは、パソコンなどを業務レベルで使えることや、Micro Soft Officeの中級以上のスキル、営業をやっていたなどの対人スキルです。それに加えて外国語が話せることや、WEBデザインに詳しいなど、顧客の業務に関わるスキルがあると採用されやすいでしょう。

事務代行で開業

事務代行で副業したい、起業したいと考えている人もいると思います。しかし、漠然と事務代行をやりたいと思っても何からやればいいのか分からないという方も多いでしょう。そういった方は、事務代行の養成講座などで勉強するという方法もあります。各地で在宅の事務代行の始め方を教えている講座やセミナーが開かれています。そういったところで起業ノウハウを勉強するといいでしょう。事務代行業で起業するのに資格は必要ないのかと疑問に思う人も多いと思います。事務代行業を始めるのに資格は必要ありません。ただし、税務代理や税務相談などは、税理士資格を持っていない人が行うと違法になります。士業独占業務は資格を持っていない者が行うことはできないので、その点は注意が必要です。

まとめ

今回はおすすめの事務代行サービス3社を紹介させていただきました。オンラインアシスタントサービスをお探しで、費用を抑えたいけど、クオリティも優先したいのであれば「フジ子さん」がおすすめです。料金が多少高くても、クオリティが高く人事系の事務代行を任せたいのであれば「HELP YOU」がいいでしょう。経理系の事務代行なら「キャスタービズ」がおすすめです。一口に事務代行サービスといっても対応業務も違いますし、料金体系も様々です。また、料金の安さだけで事務代行サービスを選んでしまうと、「対応できない業務がある」「サービス品質が悪い」等満足度が下がってしまう可能性もあります。そうならないためには、サービス内容をしっかりと把握した上で事務代行サービスを選びましょう。