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オンラインアシスタントとして在宅で仕事するために求められる経験は?
オンラインアシスタントを志望されたり、興味を持たれている方の多くは、どのような経験や能力を求められるのか疑問・不安を持たれているでしょう。
在宅で仕事をするとなると、個人として大きな裁量や高いスキルなどが求められるのではないのかと思われるのは自然なことです。この点について明確にしたいと思います。
まず、共通して求められるのは、
・ITリテラシーが高いこと(新しいITツールを使うことが得意・好きであること)
・中級以上のMicro Soft Officeのスキル(Excel関数・Power Pointが不自由なく使える程度)
・対人スキルが高いこと(営業ほか、B to Bでの交渉経験があること)
これら3項目については必須スキルとして求められることがほとんどです。
さらに持っていると歓迎される経験・スキルもあります。
・カスタマーサポート、コールセンター経験
・リスティング広告運用経験
・WEBデザイン実務経験
・マネジメント経験
など
これらの項目は応募の際に、そして契約の際にもより有利に働く経験・スキルにもなります。
オンラインアシスタントとして在宅でも派遣社員になれる募集が出ている?
オンライアシスタントの多くは契約社員としての募集が多く、その後に正社員登用の可能性も記載されているもあります。
契約社員は企業と契約を結ぶもの、派遣社員は派遣が会社と契約して派遣されるという違いがありますが、オンラインアシスタントには”在宅派遣”という形態もあります。
この”在宅派遣”はオンラインアシスタント運営会社によって紹介される仕事・クライアントと条件調整が合意すれば仕事が始まるというものです。
手順は以下のようになります。
①募集しているオンラインアシスタント運営会社に登録(個人情報や職務経歴など)
②オンラインカウンセリング
③仕事の紹介(オンラインカウンセリングを通して伝えた経験や要望に沿ったもの)
④クライアントとの条件調整(業務内容、勤務形態などの条件詳細の打ち合わせ)
⑤仕事の開始(クライアントと双方合意の後に)
オンラインアシスタントとして在宅でも正社員になれるの?
しかし、在宅勤務では雇用形態が不安定なままだったり、給与面でも思うような額に届かないのではないかという不安があると思います。
先ほども触れましたが、オンラインアシスタントには正社員登用の可能性がある募集が少なくありません。それは在宅勤務であっても例外ではありません。
在宅勤務で正社員登用されるということは、契約した会社の人間と対面で会うことなく、オンライン上のコミュニケーションだけで正社員登用に至るということです。
通勤時間や場所、勤務時間、有給休暇など、様々な面で制約を感じていたとしても在宅勤務ならその障害を問題にしません。
実務経験がなく、そのせいで思ったような仕事に就けないという場合であるでしょう。オンラインアシスタントでは実務経験積み、スキルアップを図ることにより着実な正社員登用への道筋があります。アウトプットがきちんと評価されるのです。
ここに一例を挙げたいと思います。
ある女性はシングルマザーで、それまでショップ店員など販売業に就いていました。
家計を支えることを考えると正社員の仕事が欲しいと考え、職業訓練校で学んで経理の知識を得ます。
しかし、「実務経験」がないことが壁となり、正社員登用の可能性を示してくれる企業とは出会えませんでした。
結果が出せる自信がありながらも、履歴書に書けるような「実務経験」がないのが理由で評価されないことに歯がゆさを感じたそうです。
オンラインアシスタントでコツコツと実務経験を積んでいった結果、わずか2年という早さで正社員登用に至りました。
その間は在宅勤務であり、会社の人間とはそれまで一度も対面で接したことはなかったそうです。
小さい子供の面倒を見ながらも正社員として働きたい。その2つの両立を実現させることができました。
オンラインアシスタントの在宅ワーク1日の流れ
ここに在宅ワークの1日の流れの一例を示したいと思います。
AM9:00
業務開始
10分前にはデスクでパソコンを開き、仕事の準備を整えます。
クライアントの担当者とチャットにてその日の軽い打ち合わせと挨拶を済ませたら業務開始。
お客様の代行メールチェックと返信、商品の受注確認、業者への出荷数量確認といった日々のルーチンワークをこなします。
その他にも依頼されているタスクがあれば、それも合わせて対応します。
例えば、データ打ち込み作業、市場リサーチ、接待の手配など、内容は多岐に渡ります。
PM12:00
昼休み
昼食をとり、軽い休息もとります。在宅なので、小さなお子さんと一緒に昼食をとることもできます。
PM13:00
午後の業務を再開
昼休みを終えると、まずチャットで状況を確認します。それから作業を再開。
その日に対応すべきタスク、そして毎日のタスクを確実に行い完了させます。
サービス時間がくると、再びチャットにてクライアントに完了報告とともに終業の挨拶を行い、その日の業務を終えます。
PM18:00
業務報告・プライベート
業務報告を終えればその後はプライベートな時間です。
夕食を作り楽しみ、家族との時間も過ごせます。
時間が許せばスキルアップのための勉強に時間を割くことも可能です。
オンラインアシスタントとして在宅で仕事するメリット・デメリット
オンラインアシスタントとして在宅勤務するメリットとデメリットをそれぞれ以下に挙げてみました。
メリット:
・出社の必要がない
・キャリアを続けることができる
・PCの購入補助制度がある
etc
デメリット:
・確定申告を自ら行わなければならない
・タスクごとの報酬になると見込み時間に対しての支払いになってしまう
・すぐにアサインされて仕事が発注されるとは限らない
etc
オンラインアシスタントを在宅まとめ
オンラインアシスタントの在宅勤務がどのようなものであるか、お分かりいただけたと思います。
これまでの専門性や経験を生かしてキャリアを続けることも可能ですし、実務経験がなくても新たにチャレンジすることもできます。
在宅勤務ならではの出社の必要がなく、通勤時間を節約できる点も魅力的です。単純な通勤時間だけではなく、それに伴う準備の時間も省くことができます。
また、雇用形態も正社員登用への着実な道筋があるというのにも公平感があると思われるのではないでしょうか。アウトプットが正当に評価されるということは、履歴書の内容だけで判断されるという漠然とした不条理感を払拭してくれるでしょう。
柔軟な働き方の一つとして、在宅勤務は選択肢に入るのではないでしょうか。